プリプレスのためのMacintosh DTP〈基礎編〉

キーフレーズ

Macintosh データ PostScript 文字 フォント 出力 使用 場合 QuarkXPress DTP プリンタ 必要 指定 -2 ソフト ビットマップ ファイル カラー dpi 印刷 -1 画像 lllustrator サイズ -3 script 作成 ページ Adobe イメージセッタ QuickDraw 処理 アプリケーションソフト -4 Photoshop 解像度 インキ 対応 設定 RIP CMYK 一般的 ハードディスク 形式 フィルム プロセスカラー 製版 組版 グラフィックソフト 選択 システム 原稿 MS-DOS 基礎 Macint 知識 ATM おこなう フォーマット 入力 日本語 ドット できる 欧文 使っ 作業 ポイント post SCSI スキャナ 種類 スクリーン線数 Apple TrueType ありません レイアウト メモリ 周辺機器 スクリーン 機能 インチ 写真 方法 送り 印字 マゼンダ 書体 印画紙 組み 高解像度 postscript 表示 メニュー プリプレス カンプ 部分

目次

3 ー 8 ページ組み処理 ・′ト組みプロック処理 コラム等の小組みや , 写真 , 図版それに付随するキャプション等がある 場合 , 本文はそれらのデータが入る領域を避けて組まれなければなりませ ん . 本文が組まれないような領域を確保するために , 別体裁の文書ポック スや画像ボックスを必要な位置に作成する必要があります . ポックスには , 本文の流れに関係なく , 特定のページもしくは位置に , 固定した領域を確 保する固定ポックスと , 小組や写真 , 図版が , 本文の流れに乗って移動で きるアンカーポックスがあります . ポックスで確保した領域に , 小組み文書や写真 , 写真アタリ , キャプシ ョン等を組み込むことができるので , 印画紙出力して版下段階までにする のか , フィルム出力までしてしまうのかによって , アタリだけにするのか , 中に画像を貼り込むかという選択が必要になります . ・毎頁出力処理 例えば , まったく同一の文章や罫線を一定の位置に各ページ ( 毎ページ または奇数ベージや偶数ベージごと ) ごとに存在させたい時は , マスター ページ上に作成しておくことで対処します . ・柱 , ノンブルの自動印字処理 柱は , マスターベージに柱文を印字する位置を決めて文書ポックスを作 り , そこにフォントや文字サイズ等の体裁指定をしておくことで , 毎ペー ジまたは 1 ページおきに自動発生させることができるようになります . そ のドキュメントを通して , 柱文の文書内容に変更がなければかまいません が , 途中で変更があった場合は , ドキュメント上で変更します . ノンプルも , マスターベージにノンプルを印字する位置を決めて文書ポ ックスを作り , そこにフォントや文字サイズ等の体裁指定をしておきます . 柱と違うのは , ページ番号キャラクタ ( コマンドキーを押しながらキーポ ード上の 3 を押すと現われる < # > ) を入力しておくことです . 後は , 必 要なドキュメントページを選んで , 「セクションスタート」の機能を使っ て思い通りの表示タイプやページ数を指定することができます . この機能 を使うと , 開始ページからページを追って自動的にノンプルの数を加算し ながら , 指定の位置に連続して自動発生させることができます . 設定した マスターベージがシングルマスターベージなら毎ページに , 見開きマスタ ーベージなら 1 ページおきにノンプルが印字されます . 745

第 3 章日本語組版に必要な基礎知識 3-8-7 QuarkXPress におけるべーシ組み処理の概要 前述したように , 版下は本文の組版以外に柱 , ノンプル , トンポ , 小組 等さまざまな要素から構成されています . こでは , QuarkXPress 上でこ れらに対処するために , 実際にどの機能を使って処理をおこなうかの概略 を説明しておきます . ・判型 , 版面の作成と段組み , トンボの処理 QuarkXPress を立ち上げて「新規」ファイルを選択すると , 「新規ポック ス」が開きます . 「ページサイズ」で設定した横縦の寸法 ( 数値 ) が判型 の大きさになります . 「マージンガイド」でまず天地 , 左右 ( 見開き編集 の場合はのどと小口 ) の空きを指定し , 残った部分が版面ということにな ります . 日本のように , 何級の何字詰め行送りいくつで何行あるから版面 寸法はいくつ , というように決めていくやり方とは異なります . 「コラム ガイド」で「コラム数」を指定することで何段組みにするかを決め , 「コ ラム間隔」で 2 段組み以上の場合にできる段間の空き量を指定します . 「デ ント等をレイアウト指定に従って指令しておくことで , 後でテキスト取り 文用文書ボックスを選んで , 文字サイズ , 変形 , 字送り , 行送り量 , フォ これらが決まって新規ファイルが開かれたら , も決めておきます . フォルトの組み方」で , 組版のべースを縦組みにするか , 横組みにするか マスターベージを開き本 744 トンボを描いておかなければなりません . ただけページサイズを広く取り , 水平垂直線を使ってマスターベージ上に 動発生のトンポが不可の場合は , 必要なトンボの形状と長さの分を加算し ら「トンボ」を選び「センター」にチェックを選ぶことで対応します . 自 ます . 自動発生のトンボで良いなら , 「プリント」の中の「出力」の中か 判型の寸法を表わすトンボを発生させたい場合には 2 種類の選択があり ます . 算して罫線を引いておくと , 毎ページ段間罫を自動発生させることができ 段目の間 , 2 段目と 3 段目の間・・・・・というように段と段の間に , きちんと計 段間罫が必要ならば , マスターベージの本文用文書ポックスの 1 段目と 2 みをおこないます . 収まりきれなかったデータがあれば , 次ページを新たに発生させて流し込 改ページ処理がおこなわれ , そのページでの処理を終了します . ページに で枠が一杯になると , そこで段末での自動改段処理や , ページ末での自動 込みで流し込むための本文用枠が完成します . 流し込んだテキストデータ

ページ組み処理 3-8-6 3 ー 8 書籍の構成 書籍の構成は , 一般的に以下のような順序に従って成り立っています . むろん , それぞれの書籍ごとに不要な部分は除かれていきます . これは基 本的に欧文の書籍の構成ですが , 和綴じのものを除けば和文の書籍でもほ とんど同じです . 1 . 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 表紙・・・・・・本文をくるむ書籍の外側のことをいいます . 特に表 ( おもて ) 表紙を表 ( ひょう ) 1 , 裏表紙を表 4 といい , そしてそれぞれの裏側の ことを表 2 , 表 3 といいます . 見返しのあそび (End paper) ・・・・・・表紙を本文とつなぐ部分の紙のこ とで , 一般的になにも印刷しません . 前とびら (Front paper) ・・前とびらの裏に , 同じ著者の著作目録を 入れることもあります . ・・和文の場合は奇数ベージに載せることが多い ロ絵 (Frontispiece) が , 欧文書籍では偶数ベージに載せて本とびらとが見開きとなるよう にしたものが多いようです . ・・標題紙ともいい , 本のタイトル , 著者名 , 出版 本とびら (TitIe) 者名を記したページのことです . 雑誌にはありません . ・・コロホン (Colophon), 和文で とびら裏 (Back of the title page) いう奥付にあたるものがこに入ります . 奥付は , 著作者 , 著作権マ ーク , 発行者 , 発行年月日 , 版数 , 印刷者名等をまとめたもので , 和 文書籍では巻末に入れます . 献辞 (Dedication) ・「本書の執筆に勇気をあたえてくれた我が妻 に捧げる」等の類のものです . / 」、序 (AcknowIegements) 等を入れます . 目次 (Contents) 10. 図版目次 (List of illustrations) 1 1 . 略語 (List of abbreviations) します . ・・その書籍の成り立ちゃ協力者への感謝 ・・その書籍に用いた略語の意味を説明 ・・その書籍の主張や執筆意図等が書かれています . 12. 序文 (Preface) 13. 解説 (lntroduction) 14. 正誤表 (a Listof Errata) ・・・・・・本文と同じ文字級数で正誤表が入れられ , 切り貼りできるように配慮されています . 和文書籍では , 正誤表はペ い文字で 2 ~ 3 段組にしたものが多いようです . 21 . 索引 (lndex) ・・・・・・欧文書籍の場合 , 索引は本文より 2 ~ 3 級程度小さ 20. 文献 (Bibliography) 19. 術語の解説 (Glossary) 18. あとがき (Author's notes) 17. 付録 (Appendix) 16. 本文 (Text pages) 15. 中とびら (HalftitIe) ラではさみこむことが多いようです . 743